〔キャラクター名 ファルコ〕
好き:鳥のさえずり声
嫌い:魔物の存在
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深い森の奥にあったというエルフの里の守護者。
里は魔物の襲撃により滅びてしまい、里に住んでいたエルフのほとんどは命を落としてしまった。
争いを好まないエルフ族と里を守る守護者の一人であり、鍛えた弓術とエルフ族の中でも飛躍的に高いと言われる視力で、外敵が里に近づいてきた時点で射貫く、という方法で里を守っていた。
が、ある日、いまだかつてない数の魔物の軍勢がまっすぐにエルフの里を目がけて襲撃してきた。
無論、その襲撃はファルコの眼力で確認し、すぐに応戦したがその数の多さ故、ファルコ一人では抑えることは到底できなかった。
結果、魔物の襲撃を許してしまい里は滅びることになってしまう。
里は魔物の住処にされてしまい、ファルコは辛うじて生き残ったエルフたちと共に避難した。
遠方の他のエルフの里に生き残った仲間を送り届けたファルコ。
新たな里は快くファルコ達を受け入れてくれたが、ファルコはその里で住むことを断って一人里を離れた。
「自分の弱さのせいで多くの仲間を失った…」
「応戦以外の方法を取れば犠牲を少なくできたのでは…」
数々の無念がファルコの心の中に渦巻いていた。
守護者としての役割を果たせなかったファルコは「守護者」ではなく「復讐者」として魔物と戦うことを決意。
それが正しいことが間違ったことかは分からないが、ファルコは心の中の奥底の意志に従い魔物を滅ぼすための旅に出た。
復讐から始まったファルコの旅。
やがて、そのエルフの弓使いは世にも珍しい「人間を守るために立ち上がったエルフの勇者」として各地で語られることになる。
事実とは異なる解釈として広まってしまっているが、復讐のために魔物を討つだけのファルコには、そんなことはどうでもよいのだった。