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スマホを持った黒い衣装の女性 透過素材 表情差分


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〔キャラクター名 真黒美来(まくろ みく)〕
携帯機向けゲーム開発会社「クロマクロ」取締役「真黒零」の娘、25歳。いわゆる社長令嬢。
父親の経営する会社にてプログラマーとして彼女も務めている。
礼儀正しく物腰やわらかい性格、部下は持たず一人で複雑なプログラムもくみ上げてしまうほどの実力者。

ゲーム会社のプログラマーというのはあくまで表の顔であり、その本業は他社から技術を奪い取るためのクラッカー。

クロマクロ社の業績の8割は他社から奪った情報で得たものとして、競合他社では噂されているが「たまたま作っていたものが似てしまっただけ」「先に公開したのはクロマクロ社側」等の弁明をし、昨今では新たな技術を次々作り出す大成長中の企業として注目を浴びえている。

これも彼女が一切の証拠を残さず情報を奪い取る技術を持っているからである。
プログラムの書き換えもお手の物で、奪ってきたプログラムや技術を巧みに組み合わせて新規のものを作ってしまう。

表では礼儀正しい社長令嬢として通っているその性格の本性も、人に指図されるのが嫌いで、人を出し抜くのが好きな性格。
その横暴さには親も手を焼いている。

好き:いちご大福、推理小説

嫌い:命令されること、ピーマン

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高校卒業後から父親の会社で働くことになった美来は日頃から競合他社のデーターベースをハッキングをして情報を奪ったり、情報の発信や開発を足止めしたりするのは彼女が得意としていることであり、それが彼女にとっての生き甲斐でもあった。


しかし、美来は苦悩していた。
ゲーム会社「フシギ庵」元社長「藤山昇」が進めているというプロジェクト「イジゲンサーバー」の情報に手出しができないことに。



そのプロジェクトは藤山が社長の座や家族すらも捨てて始めたプロジェクトとして世界中で注目されていた。
藤山が作るプログラムは独自の語源で組まれておりコピーや模倣することが非常に難しいことで知られている。
そして藤山が作ったゲームはいずれも世界で大ヒットし莫大な利益を生み出すこともゲーム制作に携わる者の間では有名な話であった。


そのまま会社でゲームを作り続けていたら簡単に大富豪にでもなれるのに、わざわざその座を捨てて取り組むプロジェクトというのは、ゲーム業界だけでなくIT業界にも革命を起こすものに違いない。
期待を膨らませる世界の人々と同じく美来も期待を募らせていた。
イジゲンサーバーが完成してゲームがより楽しいものになることではなく、藤山がすべてを捨てて作り上げたものを自分が横取りすることに期待していたのだ。

仮にプログラムを解読できずに終わったら、いっそのこと壊してやろうとも考えていたのだった。
しかし、藤山がイジゲンサーバーの開発を進めている研究所の場所も明かされておらず、美来は手を出せずにいた。

その後、研究所の場所を突き止めるが藤山特有の特殊な言語を使って作られたいくつものセキュリティを突破することができずに断念。
言語の解読もできず、いったんはハッキングを諦めることにする。


約2年後

イジゲンサーバーの制作は順調に進んでおり、イジゲンサーバーの開発進捗は世界中に公開された。

なんでも、脳波を読み取ることで、まるで自分の体で仮想空間に行き来することができ、操作も現実で体を動かすのと同じく自由自在にできるのだという。

美来は計画を企てていた。
回線を使用したハッキングができないのなら直接研究所に出向いたらいいと考えて、藤山と面識があった父親「零(れい)」を説得。

「差し入れをしたい」などど理由を付けて藤山とコンタクトを計るが研究所を門前払い。
場所を発表していないはずの研究所を知っていたことから怪しまれることになってしまう。

その後も「開発を手伝いたい」「支援金を出す」と度々美来と零が研究所に赴いたが取り合ってすらもらえなくなってしまう。


前回の進捗発表から1年後、脳波を直接サーバーに送るのではなく携帯やPCを経由して機器の回路からサーバーにアクセスするようにしたことで、プロジェクトはそれまで不安視されていたイジゲンサーバーの危険性を払拭することに成功した。

藤山は「イジゲンサーバーの開発はほとんど終わっている」と発表し、既に対応するゲームやアプリの開発に取り掛かっていることを発表。

イジゲンサーバーのリリースが現実味を帯びてきて世間からの評判は鰻登りになっていた。


美来と零は焦っていた。
このままではイジゲンサーバーがリリースされてしまう。

世界から期待されるゲームがリリースされる、本来なら喜ばしいことなのだが2人の考え方はねじ曲がっていた。



ふと、研究所に出入りする物がいたことに気付く。

高校生くらいの少年だろうか?
両手に買い物袋を持って研究所の中に入っていた。


藤山には部下や開発を手助けする仲間はいないと発表されている。
ではさっきの人物は誰なのか?

疑問に思った美来は研究所付近の道でその人物を待ち伏せ。
その人物は背負って駅がある方向から研究所に向かって歩いていく。

「ね、そこの君、この辺に藤山って人の研究所があるって聞いたんだけど場所を知らない?」

美来は少年の背後から白々しく話しかけた。

「あんた、誰?」

少年から帰ってきたのは冷めた返事だ。

「私、真黒美来、父親がDr.フジヤマさんの知り合いでね、用事があって近くに寄ったから差し入れを持ってきたのよ」

美来は手に持っていた紙袋を指さして愛想よく喋った。


「へえ、でも俺、研究所なんて知りません」

そう言って少年は去って行った。

ここで無理に引き止めて聞き出そうとしても怪しまれる。
美来は自宅へ帰って作戦を練り直すことにした。


帰ろうとしたとき、少年の後を美来の父である零が尾行していたのが見えた。

自分は失敗したが父親が情報を得てくれたらそれはそれで御の字だ。
そんなことを考えながら帰路についた。






数日後、自宅で次の手を考えながらなんとなくTVを付ける美来。
何気なく情報番組を見ていると「緊急速報」の文字が表示される。

「どこかで地震?」「それとも芸能人が問題でも起こしたか?」そんなことを考えながら見ていると…

「イジゲンサーバー開発者 Dr.フジヤマの名で知られる 藤山昇氏 急死 過酷な開発による過労死か?」

美来は目を疑った。

「イジゲンサーバーのリリースを中止させたい」という目的は、自分の望まない方法で達成されてしまったのだ。

今まで如何にして開発元にアクセスするか?どのようにしてプロジェクトを廃止させるか?を考えてきた時間がすべて水の泡となってしまったのだ。


美来は速報の事を父親に連絡するために電話した。

「知っているとも」

速報の事を話した美来への父親の返答だった
これだけ大きく報道されているのだ、既に知っていてもおかしくない。





「俺がやったからな」


「どういう意味?」
美来は問いかけた。



「アイツが大好きなゲームの世界に閉じ込めてやったのさ」






数日後、真黒零は行方不明となっていた。

「フジヤマの死には真黒零が関与しているのでは」と噂が立ち始めている。

美来は父親であり取締役でもある父親に代わって、会社の休業を発表。

ゲーム業界は混沌に染まっていった。














美来は研究所に出入りしていた少年の事を思い出した。
彼は藤山とどんな関係がある人物なのか?

なんとなく藤山昇の経歴を調べることにした。


「自分の父と藤山は学生時代の旧友」

「藤山の息子は二人おり、離婚の際に一人は母親へ、もう一人は父である藤山本人についてきた」

父と藤山が旧友であるというのも驚きだが、離婚した藤山に同居人がいたのも驚きである。




「そう言えば、イジゲンサーバーはどうなったのだろうか?」


開発者が死んだとしても、それは無くなったわけではないはず。



今からでも、自分がそのプログラムを入手することができるのではないか?


イジゲンサーバーのシステムを入手することが美来の新たな目的となった




イジゲンサーバーへのアクセスするためのアプリを藤山の息子「藤山光輝」が完成させたという情報を入手したので、イジゲンサーバー本体よりもそのアプリを先に入手することを企てる。

光輝はコピー対策や特殊な言語を使っていたわけでもなかったので、いともたやすくプログラムの複製を入手することに成功。



さっそく、イジゲンサーバーにアクセスしてみようとするが、まずは安全性を調べるために事件をしてみることにする。

他社が販売している人気ネットゲームのプログラムの一部を書き換え、特殊な操作をした際や極低確率でイジゲンサーバーに接続されるようにした。


数日後、各地でゲームを楽しんでいたプレイヤーが昏睡してしまうという現象が発生し、ニュースなどで報道されるようになる。

どうやら、ログインはできるが何らかのエラーでログアウトができないらしい。

イジゲンサーバーは精神でアクセスする仕組みになっている、例えるなら「ログイン」は現実の自分の脳をゲームの中の自分に送り届けるようなものであり「ログアウト」できないというのはゲームの中に送られた脳が現実へ戻ってこないということでもある。

向こうへ行くことはできでも帰ってこれないのなら失敗だ。


このまま放置しておくと、次々と昏睡する人が増えてしまう。
アプリが未完成、あるいは無理矢理ゲームと干渉させたことで不具合が出ているのかもしれない。

美来の携帯機にも同じアプリがインストールされているので、誤って起動させてしまうと危ない。
とりあえずホーム画面からアプリを消去しようとする。

「はい/いいえ」

なんの変哲もないダイアログだ。

消去するので「はい」を選ぶ。


すると辺りが闇に囲まれた。
携帯の画面だけが美来の手元を照らしている。

手元に目をやると、そのダイアログに表示されていたのは「イジゲンサーバーへログインしますか?」の表示だった。

携帯機はネットから切断され、基本的な操作しか受け付けなくなっている。
マップを見ても「情報を受信できません」の文字がだけが表示されている。


この闇の空間がイジゲンサーバーなのだろうか?


闇の中を見回したら、かすかに見えた光に向かって美来は歩き始めた。









また一人、現実から迷い込んでしまった。
このイジゲンサーバーへ。




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