鬼童丸
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シリーズ 妖怪の世
〔キャラクター名 鬼童丸〕
鬼族と人間の母親の間に生まれた半妖。
人間と変わらない体躯だが鬼族に匹敵するほどの怪力を持つ。
人間からは忌み子として嫌われており、妖怪として生きる道を選んだ。
妖怪として生きるようになってからは、人間の世、妖怪の世を放浪して剣技を磨いた。
人間の世の名工が打ったとされる「布団叩き(ふとんたたき)」呼ばれる刀を使う。
この刀は刀身が分厚く、刀の目的である「斬る」ということを得意としておらず「打撃」に使用することを目的とされて作られた鈍器であり「刀」と呼べるかも怪しい。
この刀、本来は鬼童丸から刀を撃つことを依頼された鍛冶屋の名工が半妖である鬼童丸に対して「斬れない刀」として嫌がらせで作ったものであり、積まれた多額の額に合う上質な材料は使用してはいるものの、木刀のようにあえて刃が付けられていない。
そんな斬れない刀は布団叩きの代わりくらいにしか使えない、ということで名工本人から「布団叩き」と名付けられた。
だが、この布団叩きが鬼童丸の戦い方に非常に合っていた。
切れ味などなくとも、鬼童丸の剛力によって素早く振られた刀は獲物の骨を砕き、臓器に大きなダメージを与える。
刀の名前通り獲物は布団のように手を出す間もなく叩かれることになる。
切れ味が落ちやすい本来の刀と違い、切れ味を気にする必要がない布団叩きは長期戦や旅にも向いており、まさに鬼童丸のための刀なのであった。
鬼童丸の旅の最終目的は「妖怪の王を討つこと」
妖怪の王とは三本の刀の使い手である「大嶽丸」であり「討つ」といっても命を奪うわけではなく、大嶽丸に鬼童丸自身の力を認めさせることである。
人間だけでなく妖怪からも迫害を受けることが多い「半妖」という種族の立場を確立させることが目的。
妖怪でも人間でもない者として生まれたきた鬼童丸の挑戦と旅は続く。