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シリーズ メリーさんの館
〔キャラクター名 頼城愛理〕
街から遠い、森の中に店を開いている人形技師。
人形だけでなく、人型の機械「アンドロイド」などの研究にも携わっており、彼女の作る人形はまるで人と見誤るほどに精巧で、継ぎ目などによる「人形らしさ」を感じさせない。
彼女の店では人形以外のおもちゃの修理も受け付けており、彼女に修理を頼めば新品すら上回るほどに綺麗に治してくれる。
人前に出ることは少なく、店には彼女と、彼女が作ったと思われるアンドロイドしかいない。
逸話 「不気味な人形職人」
苦難の末、館からかつて大事にしていた人形を取り戻した頼城愛理。
館の中で捨てられたおもちゃたちの怨念を目撃し、肌身で感じた彼女は世の人形やおもちゃを修理することができる職を目指すことにした。
専門学校への進学、専門書を片っ端から読破、海外への留学などにより、必死に知識と技術を身に着け「人形作り」について学んだ。
彼女の人形作りの技術は本物で、人間そっくりな姿な人形が出来上がる。
この技術を身に着けるまでに多数の人形作りに挑戦し、失敗してきたため、彼女の住む小屋には「人形の頭部」「人形の手」などが散乱しており、異様なほどに不気味な内装になっている。
彼女は人形作りに関して非常に高い技術を持っているが、人形を作って売るということはせず、基本的にはおもちゃ修理によって生計を立てている。
職人ですら治せないとされている、数百年前の呼称品ですら、代替のパーツから作って修理するほどの技術を持つ。
助手はメリーと呼ばれる少女の姿をしたアンドロイドのみで、噂を聞きつけて来た客は彼女を君悪そうな目で見るのであった。
実のところ、助手のアンドロイドとされている「メリー」は彼女が作った「人形」であるが、その滑らか動きや、明らかに自立した知能を持っていることから、客に違和感を感じさせないため、あくまで「精巧なアンドロイド」として振舞っているだけである。