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【怪異ネットワーク】犬の墓場の怪

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さくらこ

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犬の墓場の怪


部屋主 きさらむ

きさらむと申します

インターネット苦手なので変なところがあったらごめんなさい

よろしくお願い致します

ようこそ、きさらむさん

怪異ネットワークの管理人の「さくらこ」です

こちらこそよろしくお願いします

かしこまらなくても大丈夫ですからね
リラックスしながら怪異のお話を聞かせてください

わかりました

トラ子 パステルプル ハルヒコが入室しました

よろしく

きさらむさん、よろしくお願いします

よろしく

皆さん、来てくださってありがとうございます

それでは私が見た怪異のことを書いていきます

私の住んでいるところの近くに「犬の墓場」という場所があります

元から私の住んでいる地域にはお墓が多くて暗い雰囲気なのですけど、その犬の墓場という場所は遠くから見ているだけでもすごく不気味な場所なんですよ

きさらむが住んでいるところって田舎系?

近くのスーパーマーケットまで車で30分くらいかかるので…田舎系ですね

やっぱりお墓って、やばいやついそうな感じだよな

犬の墓場という場所には、実はお墓は一つも建っていないんです

山の中に続く、まるで神社の入口などにあるような鳥居がいくつも建っている長い階段を上った先に、その犬の墓場があるんですけど…

その場所にだけは木も生えていないし、石のお墓も見当たらないんです

空き地のような場所なのかな

何もない場所なら、子供が悪戯しに入り来ないように「犬の墓場」っている怖い名前を付けたとか?

…何もない…ということではないんです

いったい…何があるの…?

山の中に続く長い階段を上った先の開けた空間

そのには犬と思われる動物の骨が無数に散らばっています

犬の骨…
犬がそこで死んじゃったってことなのかな…

悪いやつが骨を捨てたのかも…

犬の骨が散らばってるから「犬の墓場」ってことか

正直、別に怖くはないな

ここからは私が去年、実際に犬の墓場に行った時の話をします

ゴクリ…

「犬の墓場」その場所のことは私が通っていた小学校の生徒も皆知っていました

親や先生からはからはしつこいくらいに「あの場所には近づくな」と言われてきました

きさらむって小学生だったんだ

今は中学生ですよ

ある日、学校の生徒たちの間で「大人たちは犬の墓場に何かを隠している」という話になったんです

そりゃ、近づくなと言われれば疑いたくなるよな

そして、とうとう放課後に全校生徒で犬の墓場に行こうっていう話になったんです

全校生徒は流石に大袈裟すぎないか!?

そうですか?
全校生徒と言っても私を含めて13人ですよ

なるほど

友達と軽いピクニックみたいな感覚だね

ピクニック感覚ですか…

最初は私もそんな感じに思ってました

早速放課後に私たちは集まりました
冷たい木枯らしが吹いていた季節で震えながら長い石階段を上ったのを覚えています

その震え、まさか既に怪異の影響が及んでいたのか?

いえ、その震えはただ寒かっただけです

階段を上っているといつの間にか日が落ち始めていました

寒い時期は日が落ちるのも早いもんね

はい

既に目的の犬の墓場は見えかかるほどに階段を上ってきたんですが、暗くなる周囲と不気味な雰囲気に少しずつ不安になってきたんです

とはいえ、皆とスイスイと上ってしまって、私もそれを必死に追いかけるしかありませんでした

そして、階段を上りきった先には周囲には何もない開けた空間が広がっていました。

周囲を見回すと、そのなにもない場所を丸く囲うように木が生えていていました

最初にお話しした通り、そこには動物の骨が散らばっていました

それを「人間の骨だ」といって青ざめていた子もいましたが、まさか人間の骨が無造作に散らばっていることはあり得ないですよね

私、気付いたんです

骨って普通は「頭」「胴体」「手」「足」と、いろいろな部位があるはずですよね

手や足の骨がなかったわけではないんですが、そこには異様に頭蓋骨が多かったんですよ

私も含めて、最初は皆驚いていたんですけど、数分ほどで慣れてしまって、骨を埋めたり、頭蓋骨を被って遊び始める子も現れるほどでした

なかなか度胸あるな…

私もいろいろと周りを見て回っていると、いつの間にか日が暮れて夜になっていました

お腹もすいていることですし、皆で帰ろうとするのですが辺りが暗くて帰り道の階段が分からないのです

皆が「お前がここに来たいと言い出したのが悪いんだ」「朝まで待てばいいだろ」…

などと、話し合っているのを私は見ていることしかできませんでした

携帯電話とかなかったの?

持ってはいたんですけど、この地域、やたらと圏外になることが多くて、この場所も例外ではなかったんですよね

あれこれ言い合っているうちに、周囲はとうとう真っ暗になってしまいました

かろうじて携帯電話や友達がゲーム機で光を得ることはできましたが、依然帰り道は分からないままでした
私たちはあてずっぽうでひたすら歩いて、階段を探したのですが、見つかることはありませんでした

さっき生徒の誰かが言っていたみたいに、朝まで待てばいいんじゃないか?

寒い季節の夜を外で過ごすのは無理だろ

お腹も減ってるんだし、下手すりゃ死ぬぞ

寒いのとか俺なら耐えれるけど

まあ、小学生だから仕方ないよな

ハルヒコ、お前、冬の寒さ舐めるなよ

やれる言うならやってみろや

喧嘩しないでください

朝まで待つという選択がその時思いつかなかったんです

皆も早く家に帰りたいと言っていたので

お二方、喧嘩はやめましょう

ごめんなさい

きさらむさん、話の続きをお願いします

真っ暗な状況で、寒さで震えが止まらなくなってきた頃

その声は聞こえてきたのです

どんな声なんだろ…

「グゥ!グゥ!」という何かが苦しむような声でした

まさか、お腹が鳴っているわけじゃないよね

お腹の音………も鳴ってたかもしれないです

せっかく怖い雰囲気になってきたのに笑っちゃった

でも、私にはその音が何かが苦しんでいる声に聞こえました

私たちは皆で音の出ている場所に向かいました

そこにはなんと、首から下が地面に埋められた犬が苦しそうに頭を振ってもがいていました
そして、犬の頭がギリギリ届かない場所にドッグフードらしき缶がありました

それは生きている犬…だよな?幽霊とかじゃないよな?

正真正銘生きている犬です、動いてましたから

トイプードル?という品種の犬だったと思います

犬の周りの土は固められており素手で掘り出すのに苦労しましたが、無事犬を助け出すことができました

その後、犬が美味しそうにドッグフードを食べていたのを覚えています

助かってよかった、誰がそんな酷いことしたんだろ

………犬から土をはらい落としていると、また変な声が聞こえてきたんです

まさかもう一匹犬が埋められてるの!?

いえ、それは苦しんでいる声ではありませんでした

しっかりと聞き取れました「カエセ」という声が

生徒の誰かがふざけているのかと思いましたがそうではありませんでした

「カエセ」の声は徐々に荒く、大きくなっていき、こちらの方に近づいてきたのです

もし、その声の主が人であるのなら、私たちは逃げずに素直にこの状況を話して帰り道を教えてもらうこともできたのかもしれません…が

私にはその声の主が人であるとは到底思えませんでした
私たちは皆一斉にその場から逃げました

走りながら後ろに目をやると、そこにはさっき助けたトイプードルが物悲しそうにこちらを見ていたのです

埋められていたからか衰弱しており、逃げられない犬を放置することもできず、私は犬を抱きかかえて逃げることにしました

私は犬を抱えてひたすら走りました
「カエセ」という声は、やがて怒号と言えるまでに荒々しく大きくなっていました

すぐ後ろに吐き出された息を身に感じるほどに「ソレ」は近づいていたのです

咄嗟に振り向いた時、ソレはいました

カエセ

手も足も体もない、頭だけの得体の知れない何かの目が、私を…いえ、私が抱えていた犬を睨みつけているように見えました

異様な生物に追いかけられ、私は足元に落ちていた骨に躓いて転んでしまいました

そして、転んだ拍子に抱きかかえていた犬を落としてしまいました

ソレはものすごい力で、器用に頭だけを使って地面を掘り、犬を頭だけを出すようにして再び地面に埋めたのです

化け物を前に、埋められた犬を助け出す気力は私には残っていませんでした

仕方ないよね、自分も埋められるかもしれないし

そこから先の記憶はありません

次に目覚めたときにはいつもなら学校に行っているはずの時間で、私は家の布団の上で目を覚ましました

帰ってこれたんだね、よかった!

両親が共働きの為、親は家にはいなかったのですが、近所に住むおばあちゃんが家に来てくれていました

おばあちゃんが言うには、私は石階段の下で倒れていたらしいです
一緒にあそこに行った皆も無事に家に帰れたと聞いて安心していました

おばあちゃんに慰めてもらおう!

おばあちゃんは私におかゆを出してくれました

おかゆを食べる私の隣でおばあちゃんが話します

「あそこは人を呪う場所だよ」
普通に生きている人間が行く場所じゃないんだよ

大事に大事に育てた犬を「犬の墓場」に連れて行って贄にすれば、犬神様が人を呪い殺してくれるんだよ

犬の墓場に散らばった骨は生贄にされた犬たちのってことかよ…

犬の墓場に行く前にその話を聞いても私は信じなかったかもしれません

しかし、動物の骨が散らばった光景、犬の頭の化け物を見た私はおばあちゃんの言葉を信じるしかありませんでした

私が犬の頭部のような怪物を見たことを話すと、おばあちゃんはもっと話してくれました

それが犬神様だよ

贄を持っていかれようとして怒ってらっしゃったんだろうねぇ

「で、贄はちゃんと返したのかい?」
睨むような表情で私の方を見ながらおばあちゃんが聞いてきました

恐る恐る私が頷くと、おばあちゃんは優しい笑顔で「じゃあ、大丈夫だ」

と言い続けて…

もし、贄を返してなかったら、代わりにあなたが殺されてたよ
よかったよかった…
学校には休むって言ってあるからね、今日はゆっくり休むんだよ

そう言っておばあちゃんは帰っていきました

後から調べた話ですが「犬神」という名前の神様は日本には良い存在から邪な存在まで複数存在するらしいです

犬の墓場にいるのは「いい犬神様」「わるい犬神様」どちらなのでしょうか?

私には分かりません

99%悪い方な気がするぜ

いいか悪いかは分からないけど、怖い神様なのは間違いなさそうだね

ただ一つ確信を持って言えるのは、私はこの先絶対に犬の墓場に行くことは無いということです

どうして?

もう二度とあんな怖い経験したくありませんから

人を殺したいほど恨む予定もありませんし

違いない

犬の墓場の話は以上になります

聞いてくださってありがとうございました

きさらむさん、貴重なお話、ありがとうございました

この部屋は閉じられました

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犬神

日本各地で伝えられている「犬神」と呼ばれる神の一柱。
この犬神は、呪術の工程の中で撥ねられた犬の首に怨霊が宿った存在であり、呪術そのものの力も首に宿っている。
この犬神の憑依している地で特定の儀式を行えば、儀式主が恨んでいる人間を呪い殺すのだという。

儀式の内容とは、生まれたばかりの状態からおおよそ10年以上は大事に育てた犬を「犬の墓場」と呼ばれる地に連れて行き、極限まで飢えさせている状態で頭だけを出して埋め、その犬の頭の前に餌となるドッグフードや肉などを置くということである。

犬の墓場は山奥の長い階段の上にあり、飼い主と共にやってきた犬は、その違和感に気付き必死に逃げようとするため、抱きかかえたり、リードを強く引いて連れてこなければならない。
全身でその場所への嫌悪感を示す飼い犬の姿に、儀式を断念する者も多いとか。

上記の儀式を終えた後はすぐさま立ち去る必要があり、犬神の姿は決して見てはいけない。

供物や儀式の手順に間違いがなければ、数日後には自分が恨みの対象としていた人物は不慮の事故で命を失う。
その不慮の事故が、犬神の呪術によるものかは不明。
だが、ユーザー「きさらむ」が今も生きているのを見ると、呪いを志願した本人でなければ犬神を見ても問題はないようだ。

実のところ、神であるかすらも分からないが、「犬神」周りからそう呼ばれているのであれば、きっとそうなのだろう。
何にせよ、人を恨まず生きる人にとっては無縁の怪異。

見ず知らずの地で、山の奥へ続く石階段を見つけた際はご注意を。


さくらこ




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