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【怪異ネットワーク】捨て池の怪

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さくらこ

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捨て池の怪


部屋主 熱血野郎

押忍!熱血野郎と申す!
今日は俺が話をするぜ!

ようこそ、熱血野郎さん
よろしくお願いします

ほりみちこ ハルヒコ じゃすてぃすまんが入室しました

よろしくお願いします

よろしく

はやくしろ

おう!よろしくな!
早速話をしていくぞ!

あれはこの間の夏の話だ
俺はバスケ部だったんだが、夏休み中の大会を最後に引退することになったんだ

引退とかw
何かヤバいことやったのかよ

ちげーよ
3年の大会終了後には部活をやめないといけないってのが学校のルールなんだよ

熱血野郎、じゃすてぃすまんの言うことは放っとけ

黙れビビリハルヒコ

なんか空気重いなー

ちっ、話を続けるぞ
大会は夏休みの中頃には終わってな、もちろん俺たちが優勝したぜ!

優勝か、すごいな!

熱血野郎、有名人じゃん

どうせ相手のチームがザコだったんだろ

おい、じゃすてぃすまん
俺のことはどう言おうが構わねぇけど、相手チームの事悪く言うのはやめろや

喧嘩はやめましょう
じゃすてぃすまんさん、あまり粗暴な発言ばかりされると、また強制退室していただくことになりますよ

ごめんなさいすいません

で、今まで打ち込んでいた部活を引退したもんで、やることが無くなっちまって、なーんかつまらなくてよ

勉強のために部活を引退したんじゃないのか
3年だろ、流石に勉強しようぜ

そ、そうだな…勉強のことも考えとくぜ…

…でよ、体がなまっちまうもんで、とりあえず適当に何か新しいスポーツでも始めようと思ってよ、学校外でできるスポーツのことを調べてみたんだよ

マラソンとか?

マラソンか…ランニングならいつもやってるから新鮮味がないんだよな…

学校外でできるスポーツってのも色々あったが、俺は「ボクシング」と「スポーツフィッシング」をやってみることにしたんだぜ

意外なチョイスだな
釣りはともかく、ボクシングはバスケ部で鍛えたフィジカルを活かせそうだな

実を言うと、最初はボクシングだけをやるつもりだったんだが、バスケ部の頃のチームメイトのBがスポーツフィッシングを進めてくれて、道具やらを貸してくれるし、基本も教えてくれるっていうからとりあえずやってみることにしたんだぜ

釣りだと釣った魚を食べれるしいいね

いや、スポーツフィッシングは基本的には釣った魚は逃がすんだぜ
こちらが釣るか魚が逃げ切るかの魚との戦いを楽しむスポーツって感じだな

夏休み真っ只中だったんで、次の日俺たちはすぐに釣り場に行くことになった
俺ん家から自転車を20分走らせると森…てか山の入り口みたいな場所に着いた

そこには俺たち以外の自転車や原付も止まってた
Bが言うにはよく釣れるポイントなんで、先客が来ているとのことだ

穴場みたいな感じか

5分ほど山道を進むと、釣り場が見えた
フェンスに囲まれたデカい池だった

フェンスに囲まれてると、中に入れなくない?

Bの話によると、何百年も前に水を溜めるための場所として作られた歴史のある場所らしくてな、今は溜め池として使われることも無く、使い捨てられた池…「捨て池」って呼ばれている場所らしい

俺も立ち入り禁止の場所なんじゃないかと思ったが、フェンスが破れている場所がいくつかあってな、Bはそこから入っていったんで、俺もBの後を追ったんだ

奥には先客と思われる、大学生っぽい兄ちゃんやおっさんもいた

Bは早速準備を済ますと、釣りの準備に入った

ここに来る前、一応俺もテレビの釣り番組を見て予習してきたんだぜ
池や川でスポーツフィッシングの対象になるのは「ブラックバス」という魚というのも予習済みだったぜ

そんなこと勉強してる暇あったら学校の勉強やれよ

Bは俺にも竿を渡してくれた「お手本を見せてやる」というとBは竿を振って釣竿の糸の先についていた疑似餌を池の上に飛ばした

Bは結構釣りに慣れてる感じなんだな

Bはリールを回して疑似餌をこちらに引き寄せる
こうすることで疑似餌が小魚のように泳いで見えて、デカい魚が喰らい付いてくるって寸法だ

餌を付けて放っておいたら釣れるんじゃないんだね

もちろんそういう釣り方もあるぞ
でも、スポーツフィッシングではルアー(疑似餌)を使った方法が主流らしい

Bは何度か手本を見せてくれていた…その時!

お、怪異きたか

手本を見せていたBの竿にアタリがきた
魚が疑似餌に喰らい付いたってことだぜ!

おお!幸先いいな

釣り方のお手本も見せられて一石二鳥だね

Bは今は引いたらだめだとか、今がチャンスだとか言って俺に見せてくれるが、さっぱりわからなかった

でも、徐々に喰らい付いた魚の姿が見えてきたんだ

魚の姿が見えると、Bのテンションは下がっちまった
なんでも、その魚は小さかったらしい

俺にはめちゃデカく見えたけどな

Bは、次は引き上げ方や針の外し方を教えると言って、魚を池から引き上げて針を外す様子を俺に見せた

俺は魚の姿が見えたときから疑問に思っていた

疑問?

その魚は、俺の知らない魚だったんだ

ブラックバスだろうが

いや、ブラックバスってのは緑色の魚なんだよ
Bが釣った魚は茶色くて長くて…流木みたいな感じの魚だったんだよ

Bがお手本を見せるために、わざと池に浮いていた木を釣ったんじゃないの

「こいつってブラックバスか?」俺はBに聞いた

まさかこの得体の知れない魚が怪異か?

「カムルチーだよ、この池にうじゃうじゃいる」
Bはそう言った

変な名前の魚だな

後から調べると「雷魚」とも呼ばれる魚らしいが、俺はどちらの名前でも知らなかった

雷魚なら私の住んでいるところの近くの川にもいたって聞いたことある
蛇みたいな頭の形なんだよ

魚から針を外すと、Bは魚を池に返した

その後、Bの俺も見よう見まねで釣りをしていた
全く喰い付いてこなくて、俺は向いてないんじゃないかと思っていたその時、ついに俺の竿にもアタリが来た!

折れるんじゃないかというほどにしなる竿、俺のアタリに気付いたBが自分の竿を置いて駆け寄ってくる

B「今だ!巻け!」「泳がせるんだ!」とか言っているが、俺は池に引きずり込まれないように必死だ、20分はそんな状態が続いた

20分もか

バスケで鍛えられていたはずの俺の体力はごっそり持っていかれていた、人間よりも小さい、たかが魚にこんな苦戦するとは思っても見なかった

俺がへばってるのと同じように、魚もへばっていたのか、徐々に魚は岸に近付いてきた
Bがタモ(網)を準備して引き上げる準備をしているのが見える

俺の腕が力尽きかけてきたとき、Bが腕を伸ばしてタモで無理矢理魚を岸に引き上げた

体力を切らした俺は座り込んでいた
横ではテンションが上がっているBの声と魚がバタバタ暴れる音が聞こえる

呼吸が戻って、釣った魚がどんなもんかと見ようと目を横にやる

…そこには大蛇のような魚がのたうち回っていた
いつの間にか遠くで釣りをしていた兄ちゃんやおっさんも集まってきていた

兄ちゃんとおっさんが2人がかりでその魚を押さえた、その間にBが巻尺で魚のサイズを測る……「102cm」Bが言った

素人でそんな大物釣るとか熱血野郎才能あるんじゃないか?

102とか俺の身長より低いじゃん

それを聞いたおっさんたちは魚を抱えて、池に返した
おっさんたちはさっきまで魚を触っていた臭い手で俺の方や背中をバンバン叩いてくる
「スゲー」「あんな大物初めて見た」ってな、まあ、悪い気はしなかったぜ

大物を釣り上げた俺たちは、満足して帰ることにした
荷物をまとめて山を下りた

帰り道で俺がBに聞く
「俺が釣ったのってすごかったのか?」
素人なもんで、大物とそうでないやつの区別もつかなかった俺の素朴な疑問だった

Bは言う
「ああ、俺もあんなでかいのは釣ったことない、お前に先を越されてしまった」ってな

俺達はまた次もあそこで釣りをしようと約束すると、それぞれの家に帰った

大きい魚が怪異ってことだったんだね、怪異を釣っちゃう熱血野郎のほうが化け物だよ

ああ、今回は熱血野郎の凄さを見せつけられた話だったぜ

何が怪異だ、ただのデカい魚だろ、つまんね

オイオイ!名に勝手に話を終わらそうとしてるんだ!
本番はここからだぜ

な、なんだってー!

夏休み最後の日曜日、俺とBは例の池にいた
その日は朝8時から来ているというのに、既に先客が10人以上はいた

みんな夏休みの最後に遊んでおきたかったんだろうな

そうかもな

俺達も準備を終えて、早速竿を投げ始めた

俺はこの間釣った大物のことが忘れられなかった
手に伝わってくるあの感触、糸が切れて逃げられるかもしれねぇっていうあの緊迫感、またそれを味わいたくて仕方なかった

釣れるといいね

そしてその時が来た
竿がすごい勢いでしなる…

このままじゃ竿が折れる、そう感じた俺はリールから糸を出して、そいつを泳がせることにした

リールの糸がシャーシャーと音を立てて出ていく
異変に気付いたBが俺の傍にきた

Bは目を丸くして、糸が出ているリールに注目している

リールからはとうとう糸が無くなってしまい、次の瞬間竿の先が折れて、池の中にすごい勢いで沈んでいった

マジで竿が折れるとはな
100cm越えは前にどうにか釣れている訳だから、今回はそれとは比べ物にならないほどデカいってことか

「今の、大物か?」俺がBに聞いた

Bは俺の手から、先が折れた竿を取りながら言った
「竿も壊れたし、今日はやめようか」

Bは荷物を片付けると、俺を待たずに早々と帰って行った

熱血野郎が釣竿壊したから拗ねて帰ったんだろ

竿を折っちまったのはちゃんと謝ったぜ、Bは「すごい大物だったから仕方ない」って許してくれたぜ

せっかくこの池に来たんだし、俺はしばらく他の人の釣りを見学することにしたんだぜ
その中の誰かが俺の逃がした大物を釣ってくれる可能性もあったしな

その大物ってのが怪異なのか?

さあな、まあ聞いててくれよ

時間は昼前、腹も減ったんでそろそろ帰ろうかと思ってた頃
見ていた爺さんの竿に大きなアタリが来た

爺さん、大物釣れるのかな…

強烈にしなる竿、今朝俺が見たのと同じしなり方だった

踏ん張る力が弱かったのか、爺さんは池に落ちそうになるが、隣にいた兄ちゃんが爺さんの竿のリールを糸が出るように切り替えて、池に落ちずに済んだ

爺さんが池に落ちたら面白かったのに

………
リールの糸がどんどん池の中に吸い込まれていく
これも俺が今朝実際に見て体験した状況だ

そしてとうとう、リールの糸が無くなった
俺の時は竿が折れたんだが…

爺さんの釣竿も折れたのか?

いや、俺の時は糸が無くなった状態で岸の上で踏ん張ってたから竿が折れたんだが…

嫌な予感が…

爺さんは足の力が弱かったのか、竿を持ったまま池に引き込まれていった…

爺さんは池に引き込まれていった…ように見えたが、数秒すると池の真ん中あたりに浮いてきた

ちっ

爺さんは生きてるのか?

…ああ、結構泳ぎが上手くてな、岸に向かって泳いで来ようとしていた

次の瞬間だった、近くで雷が落ちたんじゃないかってくらい猛烈な地鳴りがした

その音を皮切りに、周囲が揺れ始めた、俺いた地上もだが、池の水面には異様な波紋が発生して不気味に揺れている

こんな時に地震?お爺さん危ない!

俺や岸にいた人たちは皆、地震に驚きながらも爺さんを見ていた
俺は届かないとわかってても手を伸ばした

数秒地震が続いた頃、池の中にまるでスポットライトのように強烈な2つ光が見えた

最初は揺れで発生した波で太陽が反射しているだけだと思ったが違った、池の中に光る何かがあるんだ、2つの光はどんどん上に上がってくる…

次の瞬間、ソレは現れた

🐟

池の中から巨大な黒い何かが現れて空に向かって飛び上がった

その大きさは、池とほとんど同じだった、ソレが現れた衝撃で池の水が溢れ出し、岸にいた俺たちは流されたり転んだりしてしまった

まさか龍か?

池に潜っていた潜水艦がお爺さんを助けるために飛び出してきたとか

分かんねぇ、でも俺にはでっかい魚に見えたぜ…

俺が身を起こして池を見ると、そこにソレの姿は無かった…と同時に、池を泳いでいた爺さんの姿も無かった

池に来ていた人が、状況を整理するために1か所に集まった、もちろん俺もそこに行った

おっさんが代表して警察を呼んだ
池から化け物が出て来たなんて言っても警察は信じないだろうから「池で溺れていた老人が行方不明になった」と伝えたらしい

その後、警察が数名来てくれた

「釣りをしていた爺さんが池に落ちた」「爺さんは岸に戻ろうとしたが、地震が来た」「爺さんはいつの間にか姿を消していた」なんて言って皆、化け物のことは言わなかった………もしかしたらあの化け物は俺だけが見た幻だった可能性もあるかもしれないな…

「池で老人が溺れた事故」として処理されたらしいが、後日例の池の付近を捜索しても爺さんの遺体は見つからなかったらしい

あと、持ち主が分からないとはいえ私有地だったらしく、勝手に入った俺たちはコッテリ怒られた

遺体がない以上、死んだとは言い切れないよな
実は波に流されて岸までたどり着けて、すぐに避難したっていう可能性もあるよな、な?

怪物に食べられたなんてことは無いよね…うん

爺さんのことは今も分からないが、あの池は柵が張りなおされて、今は完全に入れなくなっちまってる、スポーツフィッシングに興味を持ち始めてた状況でこんなことになっちまってよ、なんだか興が削がれてやる気なくなっちまったんだよな

これで俺の話は終わりだ、最後まで聞いてくれてありがとよ

池に潜む謎の巨大生物…ベタだけどロマンあるよな、楽しく聞かせてもらったぜ

放置されている池って、独特な怖さがあるよね

怪異の正体は分からないままかよ、つまんな

じゃすてぃすまんよぉ、辛口なコメントが多いがお前の話はもっと面白いのかよ?
今度聞かせてくれないか?

いいぜ、お前らを死ぬほどビビらせてやるぜ
逃げるなよ雑魚ども

おう、俺は逃げねぇぜ

面白そうだな、その時は俺もお邪魔させてもらうぜ

次の話手が決まったようですね
それでは次回は、じゃすてぃすまんさんに部屋主をお願いしましょう

熱血野郎さん、貴重なお話、ありがとうございました

俺を本気で怒らせたことを後悔させてやる

この部屋は閉じられました

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池喰い(いけぐい)

とある池の底に潜む巨大な魚の姿をした怪異。
その容姿はどことなく「雷魚」と呼ばれる魚に似ている。

魚の姿ではあるが肺呼吸をしており、時折水面に息継ぎに現れることがある。
釣り人の投げた餌に喰らい付くこともあるが、これ疑似餌を餌と間違えて喰らい付いているわけではなく「疑似餌の先には人間がいる」ということを知ったうえで、人間を池に引きずり込むためにわざと疑似餌に喰らい付いている。

疑似餌に喰らい付く際の動きは非常に静かで、釣り人からは巨体の生物が水面まで近づいていることなど気付かないほど。

疑似餌を加えたまま、水中深くに潜り、池に人が投げ出された状態になると、さらに深く潜ってから、大口を開けたまま池から飛び出すような動きで丸呑みにする。

人間に警戒され、池に人間が来ないようになると地中を移動して他の池の底に引っ越す。

体内に無数の雷魚を飼っており、引っ越し先の池に雷魚を放出し、またそれを釣りに現れる釣り人を捕食しようとする。

獲物がいなければポイントを変えて、餌をばら撒く、釣り人と同じようにして釣り人を生け食いにする怪異。

あなたは本当に釣る側ですか?

さくらこ



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