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シリーズ エリスと赤い本
〔キャラクター名 ファウスト&メフィストフェレス〕
悪魔研究の第一人者。
ファウスト自身が悪魔のせいで家族を亡くしており、その影響で悪魔を深く恨むようになり、悪魔を倒すための研究に日夜明け暮れるようになった。
というのは表向きの研究の理由。
本来の理由は人の命を簡単に奪うことができる悪魔の力に魅了され家族を失った悲しみなど微塵も感じずに、悪魔すらも自由に従えてコントロールする方法を必死で研究していた。
悪魔は人間にとって害を成す存在であり、悪魔の研究に明け暮れるファウストに多大な支援を行った。(人々は悪魔を倒すためにファウストが研究を行っていると思っていた)
ファウストは人間界の物体を通して悪魔界から悪魔が召喚されることを発見する。
これによって並の悪魔なら自由に召喚できるようになるが、並の悪魔では誰かがさらに強大な悪魔を召喚したときに自分が負けることになる、そう考えていたファウストは最強の悪魔を召喚するために、さらに悪魔の研究に明け暮れた。
悪魔の召喚と封印を繰り返し、強力な悪魔を呼び出すための仕組みを見つけ出したファウストは自身の魂と引き換えに「メフィストフェレス」を召喚することに成功した。
魂を失ってもファウストは死なず、メフィストフェレスが人間界から消えたときにファウストの命も絶える。(言い換えればメフィストフェレスが人間界に存在する限りはファウストが死ぬことはない)
これはメフィストフェレス自身が魂が無いと人間界で存在を維持することができないためで、悪魔界のメフィストフェレスと交信したファウストは自分の魂を与えることを条件にメフィストフェレスを召喚することに成功した。
メフィストフェレスは自然に現れる悪魔とは特異な点が多く、ファウスト自身はメフィストフェレスは悪魔に魅了された自分の心が生み出したものなのでは、と考えている。
メフィストフェレスの圧倒的な魔力はネガティブな奇跡、すなわち災害や疫病を引き起こす。
実質的に不死になったファウストには災害や疫病も関係ない。
人間界に存在できた今、メフィストフェレスにとってファウストの命やファウストの目的などどうでもよく、夜の闇に紛れて人々を観察し、研究している。
ファウストが悪魔を従えるために悪魔の研究に明け暮れたように、メフィストフェレスも人間を従えるために人間の研究に明け暮れるのだろう。