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死血の黄金杯
《覇者 ヴォルドッツ》が所持する呪宝。
杯からは無限の血液が湧き出ており、その血液を死者に浴びせると、肉が溶け、魔物である《スケルトン》となる。
いわば、死者さえいれば無限にスケルトンを生み出すことができる道具であり、ヴォルドッツはこの呪宝を用いて自身の配下を無数に増やしている。
生み出したスケルトンが人々を襲えばさらに死者が増え、この呪宝の影響により、そのモノたちもスケルトンとなる。
スケルトンを生み出すにはこの呪宝を所持したものが死者の元へ直接出向く必要があり、スケルトン自体もそれほど強い魔物ではないことが欠点であり、対峙する者にとっては救いとなる点か。
この呪宝から血液が湧き出る際には所持者に全身の血を抜かれるような苦痛を与える(実際に血が抜かれるわけではない)というが、自身も別の呪いでスケルトンの姿になっており、痛覚が無くなっているヴォルドッツには対して影響がないのだろう。