
忌まわしき絵画
貴族の家の倉庫で見つかったという不気味な絵画。人の姿をした魔物が大きく描かれた不気味な絵が額縁に収められている。
焦げ臭さが漂う不気味な絵画には人を引き付ける独特な魅力があり、貴族はこれを美術館に寄贈した。
美術館にてこの絵画は数多の人々に公開され、人々を魅了した。しかし、その数日後に街で疫病が流行、多数の人間が命を落とした。
疫病で命を落とした人々は、例の貴族の家系と美術館に訪れた者が発端になっているとされており、不気味なこの絵画が災いを招いたとして人々から忌み嫌われるようになった。
この絵画が廃棄されたという話はなく、今も例の美術館の地下で密かに飾られているらしい。
この絵画に描かれているのは、いったい何なのだろうか。