
挑戦者のトーチ
厳しい戦いを経て自らを磨くことを目指した戦士が愛用したというトーチ。
炎には魔物の力を活性化させる成分が含まれており、このトーチを手にした状態で魔物と対峙すれば、その魔物は通常の何倍も強化される。
しかし、その魔物達を倒した時に得られる経験も増えており、このトーチを使って鍛えた戦士は「伝説」とまで呼ばれるようになったという。
このトーチは今も、戦士が修行したという狩場に安置されているという。
逃走者のトーチ
冤罪人が追手から逃げる際に使用したというトーチ。
トーチの炎が消えたとき、逃走者を哀れんだ霊が自らの体を炎に変えてトーチに炎を灯した。
その炎は最善の逃げ道を照らし、逃避行を支援したという。
しかし、あくまでこれは逃走を支援するトーチであり、所持者が逃走以外の選択を選んだ時は、敵側に力を与え、所持者が再び逃走を試みるように状況を変えるのだという。
炎を消すと呪いの効果も失われるが、マッチの火などで再点火すると再び青い炎が灯る。
何かから逃げたいときだけ火をつけておけばデメリットは気にせず使うこともできそうだ。
墓荒らしのトーチ
数千もの墓を荒らしてきたならず者が愛用していたというトーチ。
不気味な炎は以外にも周囲をよく照らすが、それにもかかわらず周囲からは炎の周りを視認しにくくなるという特性を持つ。
人こそ寄せ付けにくい炎だが、魔物や霊は呼び寄せやすいらしく、これを使うのならそれなりに戦いの技術を身に着けておく必要がある。
現在はとある盗賊団がこれを所持しているらしい。
悲惨のトーチ
火を灯したら最後。最上級の魔物を周囲に呼び寄せるという危険なトーチ。
普通のトーチだと思って火をつけてしまい、凶暴な魔物に襲われて命を落とす者が後を絶たない。
しかし、その魔物達を倒せばよい戦利品を獲られるとの噂もあり、戦いの腕に自信がある者が手にすれば役に立つ物かも知れない。
別名「試練のトーチ」
その性質は「挑戦者のトーチ」とも通ずる部分があり、これを作ったのも例の戦士なのではないかという噂がある。
