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放浪の戦士 透過素材 5カラー

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シリーズ 呪いの旅路

〔キャラクター名 タカス〕
騎士の鎧に身を包んだ謎多き男。
傭兵として活動しているが、素顔も見せず経歴も明かさないため怪しまれるため、雇い主がなかなか現れない。

戦士としての腕はなかなか。
常時思い鎧を身に着けているためか、筋力やスタミナ量も申し分なく戦士としての腕はなかなかのもの。

まだ見ぬ雇い主を探して行きついた大きな街《バンスード》にて、晴れて旅人の親子に傭兵として雇ってもらうことに成功した。

逸話 弱き逃亡者

タカスは王国の下級騎士だった。
1日の主な業務は王国街の警備。平和な国では争いが起こることも珍しく、手が空いた時間もいざという時に訓練に明け暮れるタカスであった。

ある日、王城で多くの死人が出た。数名の要人や王城を警備していた兵たちが命を落としたが王族関係者は守られた。
その報告を聞いたタカスは王城へ戻り、虐殺を行った者を捕らえようとしていた。
遠くの部屋で聞こえた、聞き覚えのある声の悲鳴の数々。タカスが急いで向かうと国王と王妃が息絶えていた。

国王と王女の亡骸の先、そこに見覚えのある後ろ姿があった。

それは王子。頭には黒い兜をかぶっていたがソレは紛いもなく、タカスが剣の相手をしたこともあるこの国の王子なのだった。
王子の手には血に塗れた剣、そして床には倒れた国王と王妃。
その状況は王子が良心でもあるこの国の王を殺したということを物語っていた。

信じられない状況を目前に、タカスは逃げ出した。
膝が震え、立つこともできなかったタカスは騎士の誇りを捨て、ただただ狂人となった王子から距離を取ろうとした。

王子はタカスを負うことはしなかった。王子にとって怯えて逃げ出すタカスなど殺す価値も無かったからだ。


タカスは逃げた、城の外、街の外、王国の外、どこまでも。
騎士でありながら平和の中で生きてきたタカスはあの時見た光景が信じられなかった。

逃げに逃げた先、見知らぬ村でタカスが目を覚ました。
野原で力尽きていたところを見地らぬ村人に介抱され、一命を取り留めていた。

村人からどこから来たのかを聞かれたタカスは「思い出せない」と返した。
村人は目の前の騎士が記憶喪失であると思い、哀れんでタカスが回復するまで世話をしてくれた。

タカスは記憶喪失になったわけではない、あの時の記憶は確かにあった。
死んだ国王のことも、乱心した王子のことも、一番立ち向かわなくてはならないその瞬間で自分が逃げ出したことも。
だが、その現実を認めたくないタカスは「思い出せない」という言葉が出たのだった。


怪我を癒したタカスは村人に感謝を述べ、村を離れた。


数年の時が経ち、タカスは腕のいい傭兵として活躍していた。
ある日、タカスは雇い主からこのような話を聞く。


一国を滅ぼした黒い騎士がこの辺りをうろついている。
黒騎士は目に移る全てを破壊し、人々の脅威になっている。


この時、タカスは自分の腕に自信があったため、雇い主の警告を聞き流していた。

そして、雇い主を護衛しながら夜道を歩いていると、遠くに赤い光が見えた。

赤い光は2つ。タカスたちの方に近づいてくる。

魔物であると判断し、剣を構えるタカス。

月明かりが照らす、赤い光の正体は件の黒騎士だった。

その姿が見えた瞬間、タカスの記憶からあの時の光景と恐怖が蘇った。
真実か幻影か、黒騎士の兜はあの王子が被っていた兜と同じように見えた。


怯むタカスの背後には、恐れで動けなくなった雇い主。
傭兵のタカスは雇い主を守らなければならない。国に仕える騎士が王を守るのと同じように。




しかし、タカスは逃げ出した。



雇い主は黒騎士によって殺され、取引の記録が残っていたタカスは責任を放り出して逃げた傭兵としても戦士としても失格であると嘲笑される存在になった。

それ以降、雇い主が見つからなくなったタカスは自分の悪評が広まっていない遠い場所を目指した。

自分の弱さを噛みしめ、次にあの黒騎士と対峙したときは打ち倒して見せるという強い覚悟を胸に宿し、修行の旅路を進んだ。

覚悟を決めた弱き騎士は、呪いを巡る親子が出会った時、今後こそこの者達を最後まで守り抜くと誓った。



タカスの誓いの結末は「二度あることは三度」か「三度目は定の目」か。



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