
黄金獣の角
かつて存在したという聖獣の角。
純金より価値が高いとされ、聖獣の群れはあっという間に狩りつくされた。
角は溶かして装飾品などに加工されたが、この角だけは加工を免れて、角の姿のまま残り続けた。
元が聖獣の体の一部ということで、持っているだけで魔除けの効果があるが、同時に狩られた聖獣たちの恨みなのか災いを招いてしまう。
美術品としてこれを買った富豪がこの角を自分の胸に突き刺して死ぬなど、不可解な事件も多く起きている。
混濁の黄金角
「黄金獣の角」が変異した姿。
その角は聖獣の角であったことは忘れ、ただただ耐えがたい災いを呼び寄せる禁忌の品となった。
「この角が呼ぶ災いに耐え抜いた者は大きな力を得る」という噂があるらしいが、未だ災いから生き延びた者はいないため、真相は定かではない。