ドラゴンクレスト

勇者が魔王を倒したことを記念して作られたクレスト。彫刻された竜は勇者と共に魔王と戦って死んだ竜だという。
勇者の出身である王国の城に長らく飾られていた。
しかし、このクレストを王城に飾るようになってからというもの、王国は魔物達や新たな魔王から狙われるようになり、王はこのクレストが魔物達を引き寄せているとして、王国から遠い泉に沈めた。

実際のところ、このクレストには魔物を呼ぶような効果はなく、勇者の出身であるその王国を危険視した魔物達から狙われていただけであり、彫刻された竜の印の力で魔物達の力を抑制し、王国を守護していた。
密かに国を守り続けていたその秘宝を手放してしまった王国は魔物達に乗っ取られ、新たな魔王の国になったという。

彫刻された竜は、再び自分と共に戦おうとする勇者を泉の底で待ち続けている。