
魔女の裁ち鋏
古い昔、とある魔女が使ったという断ち鋏。
鋏にしては少し大きめのサイズ。
裁ち鋏は本来は布を切るための道具だが、この鋏は布だけでなく人の記憶や考えなどの目に見えないものも切ることができる。
魔女はこの鋏を使って人々の記憶を集めて自分が作ったゴーレムに宿すことで人間に近い意思を持ったゴーレムを作り出したのだという。
古い屋敷から見つかったこの鋏の切れ味は皆無で、今は布すら切ることはできない。
しかし、人の記憶を切り取る効果は健在らしく、この鋏で傷をつけられると傷口から記憶が流れ出してしまうのだという。
武器としても使えなくはないが誤って自分や仲間に刃が当たることがないように注意。
能力が非常に特殊であるためただの古びた裁ち鋏だと思われて見向きもされないこともしばしば。
