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シリーズ 妖怪の世
〔キャラクター名 酒呑童子〕
「鬼族」の妖怪において「最強」と呼ばれる存在。
岩山をくりぬいて作ったという巨大な洞窟で仲間の鬼たちと暮らしている。
妖怪たちからは「大嶽丸」「九尾の狐」と共に「三大妖怪」と呼ばれ畏れ敬われている。
好物は「戦」と「酒」
酔っていない素面の状態では、妖怪の中でも上位とされる「鬼族」の長らしく、横暴でもあり長としての冷静さも持つ性格……が、ひとたび酒に酔うと豹変。
まともに喋ることすらできなくなり、酔いがさめるまでひたすら暴れまわる。
ただでさえ強大な酒呑童子の力は、酒に酔うことで限界以上に引き出され「天災」ともよべるほどである。
酒呑童子曰く、酔っている間の記憶はないらしい。
酒呑童子曰く「俺は酒に強い」とのことだが、実際はそれほど度数の高くもない酒を一口するだけで泥酔する。
酒呑童子は毎日のように酒を飲んでいる……ように見えるが、実はその酒は鬼族の間でその製法が代々伝わってきたという「酒のような匂いがする水」である。
酒呑童子に暴れれば、自分たちの住処が壊れたり他の妖怪との戦争のきっかけになり兼ねない。
「酒のような匂いがする水」も鬼族たちの苦労の賜物なのだろう。
戦闘では鬼らしく巨大な棍棒を主な武器として戦う。
技も戦略もない力任せな攻撃が得意。
「雷」に関する妖術を使用することもでき、接近戦以外の戦い方も一応は可能。
泥酔時は力がさらに強化。
巨大な岩を小石のように投げ、拳で大地をも砕く。
空からは落雷が辺りかまわず降り注ぎ、敵も味方も関係なく巻き込んでしまう。
酒呑童子が酒に酔えば、地図を書き換えることになるだろう。
同じく「鬼族」とされる大嶽丸とは「好敵手」的な関係。
2人が本気で戦ったことは無いようだが、酒呑童子は強大な力を持っているものの、完全に扱い切れてはいない点や酒に酔うと力の制御が効かなくなるなどのことから大嶽丸の方が上手とされている.
「大嶽丸は鬼族ではなく大嶽丸という妖怪」という考えが世に広がっているため「鬼族最強は酒呑童子」という考え方が妖怪の世には広がっている。
「死ぬまで酒を飲み続けること」が彼の生きる目的であるため、妖怪の世の平穏を脅かす者には対立的。
平穏を守るためなら他種族の妖怪とも共闘する。
「酒」という少し不服な理由での戦力ではあるが、妖怪の世にとって頼もしい存在であることは間違いないだろう。